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CoCシナリオ 男色屋敷
クローズド。
PCは男性(ノンケ)限定使用可。
下手をすれば後遺症が残る可能性がある。
推奨人数:多い方がいい
推奨技能:あえて設けないが、ヒントは『鬼ごっこ』
1.導入
探索者達は、とある屋敷の存在を知る。
知り合いから聞いたり、ネットでたまたま知ったり、夢に出てきたなどしてそれぞれに伝える。
この屋敷について調べると、『森の中にあるかなり古い洋館で、屋敷主は既にこの世にいない。隠れた肝試しスポット』という事が分かる。
ここでは<知識>を振れる。<知識>に成功で、最近行方不明事件が増えており、その全てが男性だと分かる。
さらに<アイデア>で、事件はその屋敷周辺を中心に拡大している事を思い出す。
持ち物などを確認して準備ができたら、屋敷に向かう。
屋敷の外で全員集合。昼夜問わず暗い森の中に、すごく…大きい屋敷が佇んでいる。外観はボロボロだが、妙な高級感を感じる。
中に入ろうとすると、扉は重く錆びついており、長年人が住んでいない事を匂わせる。
中に入ったら、扉が大きな音を立てバタン!と閉まる。中に入ってしまったらもう出る事ができない。
このシナリオでは携帯電話を使い、他の探索者と通話する事ができる。
屋敷内には繋がるが、屋敷の外には繋がらない。
2.屋敷1F
中に入ると、カビ臭さとイカ臭さか探索者を出迎える。
1Fはかなりの広さで、左右にある階段は踊り場に繋がっており、踊り場の中心に扉が見える。階段の間には像が見え、その像の両脇に松明が燃えている。年期の割にはあまり痛んでいなく、ところどころ金色♂の装飾が施されている。
ここからは奥の部屋に行ける。
像を調べると以下の情報が手に入る。
台座に乗ったいい男の胸像。等身大サイズ。
<目星>やじっくり見る事によって、台座の正面の中心に、ピンポン玉サイズの丸いくぼみが2つと、その上に大きいエリンギ型のくぼみがある。
この台座を調べた所で、どこからか声が聞こえる。その声は低く、とてもいい声で「や ら な い か」と館に響く。
周りを見回しても誰もいない。不気味に思った探索者はSAN 0/1
踊り場の中心の扉を開けると、廊下に出る。廊下に出た時点で、鬼ごっこは始まる。(鬼ごっこのルールは下記参照)
くすんだレッドカーペットが敷かれた廊下には、ドア3つと2Fへと向かう階段がある。
ドアは、左側のつきあたりに1つと、壁沿いに2つついている。左側から、ドア1、ドア2、ドア3とする。
ドア1
一番左側の部屋。そこはとても広い男子便所である。便器をよく見ると、お=おにぎり という筆跡がある。
ドア2
『畳の部屋』と書かれている。
かなり立てつけが悪い。無理矢理破壊する事で壊すことができる。扉のSIZは12、HPは10.
中に入ると、違い棚や掛け軸、高そうな壺、屏風、ひとつの座布団が置かれている。
高そうな壺を覗くと、いい男がこちらを見ている。SAN 0/1。これはとてもリアルなイラストだという事が分かる。
掛け軸には全裸の男の後ろ姿が書かれている。
屏風の表面には、どうぞお座りくださいと書かれている。裏面には、男色を表した春画が描かれている。
座布団に座ると、どこからか声が聞こえる。声はこちらには返事しない。声は以下の通り。
『よかったのか?ホイホイついてきて。暗号を言ってくれ。』
その声にSANチェック 0/1
もう一度立ち上がる事はできる。声は座るたびに聞こえる。
更に、座布団の裏面に違和感を感じる。めくってみると、棒状の鍵(娘の部屋の鍵)が手に入る。
倉庫で手に入る暗号を間違えずに言うと、掛け軸がバサッと落ちて、人が通れそうな通路が見つかる。間違えるといい男がひとり出てくる。
掛け軸の奥の通路へと進むと、教会が現れる。
部屋の真ん中には、美少年の像が置かれている。そして部屋の片隅に、チェキカメラが落ちている。美少年の像の台座には、『アポロン』と書かれている。これは動かす事は出来ない。
チェキカメラは1枚だけ撮る事ができる。後にB1で、アポロンを感じたいと訴えるヒュアキントスに写真をお供えするために使う。
像を詳しく調べると、股間に『金メダル②』がくっついている。取る事ができる。
金メダルを取ると、目の前に突如映像が浮かび上がる。
その内容は、
『アポロンとヒュアキントス
同性愛が美徳とされてた時代、アポロンは大変な美少年であるヒュアキントスを愛していた。そして、ヒュアキントスもアポロンに心惹かれていた。
ある日、アポロンとヒュアキントスは仲良く円盤投げに興じていたら、同じくヒュアキントスに恋心を抱いている西風のゼピュロスが嫉妬し、アポロンが投げた円盤を西風で飛ばしてしまう。
円盤はヒュアキントスの額に当たり、彼は大量のの血を流して死んでしまう。
アポロンは懸命に医術を振るうが、ヒュアキントスの命を救う事はできなかった。
そして、ヒュアキントスから流れた血は、大地に落ちると美しい花を咲かせた。その花は、ヒュアキントスの名前からヒヤシンスと呼ばれるようになった。』
映像はここで終わっている。映像を見終わった後、アポロンが語りかけてくる。SAN 0/1
『ヒヤシンスの花言葉は、悲しみを超えた愛。しかし、ここには悲しみはあっても愛なんかない。救われない人間達をどうか助けてやってほしい。』と。
アポロンとは一通り会話はできる。B1のヒュアキントスへの墓の伏線をはってもいい。この部屋の情報は以上である。
ドア3
『倉庫』と書かれている。
<目星>成功、地面を詳しく見る事で、地面に『僕、ナイアさんみたいな人、好きですから。』という文字が書かれている事が分かる。<アイデア>でこれは何かの暗号かもしれないと分かる。
倉庫になっている。<幸運>で、欲しいものが見つかるかもしれない。
3.屋敷2F
2Fには同じように廊下があり、左側の突き当りには3Fへの階段、廊下にはドアが2つ、扉が1つある。ドア2つの間には、絵画が飾られている。
絵画
ブルーベリー色のつなぎを着たいい男が書かれた油絵。
詳しく調べると、股間のところに『こ=こんぶ』とうっすら書かれている事が分かる。
ドア1
ドアには『息子の部屋』と書かれている。
中に入ると、イカ臭さが探索者を迎える。ベッド、机、本棚、ごみ箱といった簡素な男子部屋の中に、探索者の人数分のグラビアポスターが貼ってある。
ベッドの下、本棚を調べるといたって健全なノンケ用のエロ本が大漁に置かれている。
机を調べると、カッターやのりなど、工作に必要なものが見つかる。(グラビアポスターを切り取り、お面を作れば1回だけ鬼が見逃してくれる。)
ごみ箱には大量のティッシュが捨てられている。とてもイカ臭い。詳しく調べると、メモが見つかる。そのメモにはこう書かれている。
『やっぱりこんなところにくるんじゃなかった。ぼくはとめた。
らちされた。みんな。いいおとこたちに。
なかまがみんなやられた
いやだ。こんなところ、もういやだ。
かえりたい。』
これに<アイデア>を振る事ができる。成功で、縦読みができる事が分かる。
そして、このメモの縦読みに気付いたあなたの背後には…いい男。(鬼)
アイデア、リアルアイデア共に失敗した場合は、鬼は登場しない。
ドア2
ドアには『娘の部屋』と書かれている。更に、鍵がかかっている。
中に入ると、ピンクの女の子らしい部屋に入れる。家具もかわいらしく、タンス、クローゼット、机、ベッド、男性のぬいぐるみがあり、全てがファンシーなデザイン。
タンスやクローゼットの中には、レディース服やウィッグが入っている。
<変装>をする事ができる。(詳しくは下記参照)
男性のぬいぐるみは、40㎝ぐらいの青いつなぎを着たいい男が寝そべっているデザイン。<アイデア>が振れる。<アイデア>、リアルアイデアに成功すると、このぬいぐるみはぬいぐるみにしては少し重いという事を感じる。股間の糸を切れば、『金メダル①』が手に入る。これは1Fの像にハメハメする事ができる。
机を調べるとパソコンが置いてある。パソコンを起動すると、このパソコンの持ち主と思われる者のツイッターが開かれる。その人のツイートを見てみると、『イケメンと結婚したい』『私の周りにはイケメンがたくさんいるのに私だけ避けられてつらい』『私の部屋にもイケメンが来てくれたらいいのに』とツイートされている。
<アイデア>成功で、この部屋は安全なんじゃないか?と分かる。
扉
扉を開けると、豪華な食堂が広がっている。奥には更にキッチンがある。
食堂には大きなテーブルと、12個の椅子、暖炉がある。
テーブルには花瓶が置いてあり、花瓶の下にはメモがある。『飯』と書かれている。<アイデア>で、いい男の『いい』と飯の読み方は、どっちも『いい』だなと思う。
暖炉の中を調べると、いい男がこっちを覗いている。そして一言、「いいおとこたべたい」と言ってくる。目撃してしまった探索者はSAN 0/1
何度話しかけても、「いいおとこたべたい」としか言わない。
実はこのいい男は友好的ないい男で、「いいおとこ」とはキーワード。この屋敷内に散りばめられているキーワードをいい男が言ってた言葉に当てはめると、「飯 おにぎり 豚汁 こんぶ たべたい」となる。豚汁とこんぶとおにぎりを食べて満足するとスッとカードキーを差し出し、スッと消えていく。
キッチンには冷蔵庫がある。冷蔵庫の中には、バナナ、桃、こんにゃく、さくらんぼ、ソーセージ、エリンギ、しめじは勿論、様々な食材が入っている。調理用具は一式揃っている。
エリンギを握った者の背後には、いい男(鬼)が現れる。
4.屋敷3F
階段を上ってすぐにドアが1つ、窓が1つある。
窓の外を覗くと、庭が見える。
庭には綺麗に切りそろえられた背の低い木が生えている。
庭の木はよく見ると文字になっており、『と=とんじる』と書かれているように見える。
ドア
最初はカードキーで鍵がかかっている。ドアを開けると、そこはアトリエだ。
アトリエには血の付いたナイフ、数々の絵や彫刻作品、そして机が置いてあり、奥へと続く扉がある。
作品のほとんどが作りかけで、その全てが同じ男性を描いたものだという事が分かる。しかし、詳しく調べると一つだけ絵柄が違う絵が見つかる。アポロン像を見た人間は、その絵がアポロンを描いたものだと分かる。見てない人間は<アイデア><歴史><芸術>等の技能でアポロンと判断できる。この絵は持って行く事ができる。
机には、一冊の手記が置いてある。それは屋敷主のものだと分かる。
『私は同性愛に厳しい時代に生まれてきてしまった。
私は世間体のため、女性と結婚させられ、子作りをした。
しかし、私の尻は男を求めていた。
男が欲しい。男が。男が。男男おとこおとこおとこおとこおとこお とこ
あ い た い』
手記はここで終わっている。
血の付いたナイフは特に何もない。武器として持って行くこともできる。
奥の部屋には普通に入る事ができる。
奥の部屋に入ると、金箔が貼られたすごく…大きい像が探索者を見下ろしている。
像はこの世にないぐらいの美少年で、台座には『私の愛した人』と書かれている。
像は『エリンギの形をした金メダル』を持っており、取り外す事ができる。
取り外して部屋を出ようとしたら、いい男が現れる。扉を閉められ、戦闘となる。
5.1F
金メダル①、金メダル②、エリンギの形をした金メダルを持って1Fの像の所に行き、くぼみにハメると、地下へと続く階段が現れる。
ここから地下に行くことができる。
6.B1
地下は地上より暗く、視界がかなり悪い。暗いままだと目を使った技能等に-40の補正が入る。松明や懐中電灯を使う事によって視界が手に入る。
視界を確保すると、探索者達は十字路の真ん中に立っており、詳しい先は見えない事が分かる。
1.上
上へと進むと、『書斎』と書いたドアが見える。
中に入ると、とても広い部屋と無数の本棚が探索者を出迎える。
本を読むためのテーブルもあり、そこには7巻の巻物が置かれている。(基本ルルブ109ページ、フサンの謎の七書)持ち帰る事もできる。
本棚を調べると、古今東西から集めた男色の資料で埋め尽くされている事が分かる。
本棚に図書館でメモがあり、以下の呪文を獲得する。『魅惑』(基本ルルブ288ページ)
2.右
右の部屋に行こうとすると、徐々に木が生えた通路へと出る。<博物学>で、これは月桂樹である事が分かる。いつの間にかどこからか木漏れ日が差す場所へと出て、そこは辺り一面のヒヤシンスの花畑。部屋の真ん中には墓が立っている。墓を調べると、『Grave in HYUAKINTOSU』と書かれている。ヒュアキントスの墓という意味である。
墓を調べると、どこからか声が聞こえる。そして、相当な美少年がスッと現れ、話しかけてくる。SAN 0/1
話の内容は、『アポロンに会いたい。会えないなら、せめてアポロンを感じたい。お願い。アポロンを頂戴。』
攻略する方法はいくつかある。アポロンに関係のある行動をすれば、ヒュアキントスの霊は浄化される。いくつか例を紹介する。
①3Fアトリエにあるアポロンの絵を持ってくる
②月桂樹の葉を切り取ってお供えする
③アポロン像の写メを見せる。
他にもいろいろ方法はあるだろう。アポロンを感じる事ができたヒュアキントスは、満足そうに消えていく。そして墓の前に、鍵が現れる。これは地下2階の牢獄の鍵。
鍵を拾って戻ろうと、いきなり西風が吹きつける。
風がやむと、そこにはふんどし一丁のチャラ男が立っている。チャラ男は笑顔で「俺のヒュアキントスに手を出すとはいい度胸じゃねえか」「動くな。俺はゲイだ。」と言ってくる。戦闘に入る。
NPC:チャラ男
STR:15 CON:15 POW:? DEX:18 APP:18 SIZ:16 INT:18
HP:16 MP:∞ 回避:36 db:1d4
仲間を呼ぶ 50%
(いい男を1d3人(調整可)その場に呼ぶ。)
西風:70%
(強風を吹かせる。効果は以下のうちのいずれか
①探索者の持ち物を何か一つ吹き飛ばす
②探索者の服を一枚脱がす
③強制的に違う空間に吹き飛ばし、どこかにぶつける。ぶつかったものによってダメージを変更していい。)
チャラ男からは逃げる事ができる。逃げた場合、他の男達に混ざって追いかけてくる事となる。
戦闘で倒した場合、チャラオはもう出てくる事はない。
3.左
左の部屋には『武器庫』と書かれている。一通りの武器が揃っている。
武器は持って行く事ができる。
4.下
下へと進むと、『寝室』と書かれたドアがある。中からは更にイカ臭さを感じる。
中に入ると、乱れたダブルベッドが1つだけあり、<目星>or壁を調べる事によって、一カ所だけ壁の色が違う事が分かる。
ベッドの下を覗くと、いい男がこちらを見ている。SAN 0/1。
しかし、そのいい男は動く気配は全くない。ただの人形だという事が分かる。
色の違う壁を調べると、B2へと降りる階段が見つかる。
7.B2
B2へと進むと、後ろからいきなりいい男が追いかけてくる。 SAN 0/1
ここからは戦闘に勝つか前に走る事しかできない。
逃げる事に成功した者は、何も考えず全力で走って、いつの間にか神社のような場所へとたどり着く。(掴まった者も後で合流できる)
神社には本殿と井戸がある。本殿は井戸を見るまで開かない。
井戸は直径がかなり大きく、ロープが張ってある。人が通れる穴だという事が分かる。
降りると、そこには牢獄があり、辛うじて正気を保っている男性達が必死に助けの声をあげている。牢獄には鍵がかかっており、ヒュアキントスの墓で手に入る鍵を使う事によって男達を助ける事ができる。助けても助けなくても構わないが、助けるとクリア報酬が手に入る。
井戸に入った後、地上に出ると本殿が開いている事が分かる。
中に入ると、とても美しい、この世のものとは思えない美少年(正体はニャル)が座るよう促してくる。
座ると何問かクイズが出される。これは今後の運命を決めるクイズとなる。
ぶっちゃけクイズの内容は何でもいい。
クイズが終わると、「玄関の扉を開けておいた。帰っていいよ」と言われる。そして嘲笑うかのような声で、「無事に帰れたらね」と付け足す。
すると、本殿の奥からクイズに間違えた数+1人(調整可能)のいい男が湧いてくる。
このいい男達とは、部屋を切り替えるたびにDEX対抗をする。
玄関の外まで逃げ切る事ができれば、もういい男は追ってこない。帰る事ができる。
ちなみに、井戸で助けた男たちは既に玄関の外にいる。探索者達を待っててくれている。
8.ED
無事に帰ってこれた探索者は、その後屋敷は姿を消したという噂を聞く。
生きている探索者は尻の穴が無事だった事を噛み締め生きていく事となる。
【鬼ごっこルール】
ある程度場所を区切り(KPの裁量に任せる)、ダイスを振って鬼の居場所を決める。
一定時間ごとに鬼を増やしていく。鬼を倒せたとしてもどんどん増えるので無意味なのだ。
シークレットダイスが振られた事を確認して、PLのリアルアイデア成功で事前に<目星><聞き耳>等で鬼の気配を察知する事ができる。成功した場合、、<隠れる>等に目星の場合+20、聞き耳の場合+10、両方成功で+30の補正が入る。
出会った者はSANチェック 0/1
逃げるならDEX対抗。逃げる先も宣言してもらう。
その場に複数人いる場合、鬼は誰か一人を狙ってくる。その一人は、シークレットダイスで決めてもよし、APP順で決めてもよし。そこはKPに任せる。
掘る場合は自動成功。回避を振ってもいい。
一人が囮になったり、鬼の気を紛らわす『ナニか』があれば、犠牲を除いて逃げる事ができる。
鬼は、一回男を襲えば満足してしばらくの間襲ってこない。つまり、そこから動かない。
女性の事は襲ってこない。<変装>に成功した者に対しては、鬼は興味を持たない。どこかへ行ってしまう。女装できた者はしばらくの間鬼を回避できるが、何ターンかすればばれてしまう。
ただの女装などの場合、鬼の動きを1d3ターンだけ止める事ができる。掘られた場合SAN -1d3 掘られてる所を見た場合は SAN-1
シナリオ上で背後から奇襲してくる鬼とは戦闘となり、DEX順に行動となる。
掘られた人間の処理だが、まず、最初に誰かが襲われた時に、POW*3の数値をNP(ノンケポイント)を設定する。NPは探索者のノンケ度を表す数値で、0になったら鬼たちの仲間になってしまう。
掘られた人間はSANチェック 0/1、更にNPを減らすのだが、APPによって減らす数値が違ってくる
APP~8 1d2
APP9~13 1d3
APP14~15 1d4
APP16 1d5
APP17 1d6
APP18 2d6
NPC:いい男(鬼)
能力値は鬼が出るたびにKPがダイスを振って決める。
しかし、POW、INTは振らなくていい。
技能は掘る(自動成功)。
いい男の正体は、行方不明になった人物たち。
自分はノンケだ、そう言い聞かせても、いい男達は自分たちを襲い、ついには精神を崩壊させてしまう。
何も考えられなくなった男達は他のいい男達と同じように、男を襲うようになってしまったのだ…
鬼には弱点があり、ピンポイントで股間や肛門を攻撃すると、1ターンの間動きを止める事ができる。
このシナリオで不定の狂気に入った者は、以下の症状のうちいずれかが出る。いずれも、1d6ヶ月の間続く。
1:男性を掘りたくなる衝動に駆られる。
2:男性恐怖症になる。
3:棒状のものに異常に執着する。
4:いい男の幻覚が見える。
5:男性を見るだけで条件反射的に性的快楽を感じる。
6:自分が男性である事が嫌になる。女性になりたがる。
7:過剰性欲
8:止まらない自慰行為(放っておけばテクノブレイク)
9:奇妙な性的嗜好
10:自分以外の男性を去勢させなければいけないという衝動(殺人癖)
また、NPが0になった者は、永久的に以上の症状が続く。
背景
この屋敷の主は芸術家、そしてゲイだった。
毎日男を求め、公園のベンチに座っていたが、ある日両親に結婚を迫られる。
渋々と結婚をし、子供2人に恵まれて、傍から見たら普通の生活を送っていたが、尻の穴は疼いていた。
男を求める気持ちは日に日に強くなっていく中、ある日一人の美少年が屋敷を訪ねる。
その美少年はニャルラトテップであり、毎晩愛し合った。
充実した毎日に見えたが、気まぐれなニャルラトテップはガバガバになってしまった屋敷主を捨て、女との交際を始める。
それを知った屋敷主は、その女を殺し、ニャルラトテップを殺害しようとした。
しかし、どれだけ刺してもニャルラトテップは死ななかった。笑顔でそれを受け入れた。屋敷主を上げて落とす事がニャルラトテップの楽しみであったから。
ひとしきり楽しんだニャルラトテップは、うるさいなぁ、と、屋敷主に自分の本当の姿を見せる。
見てはいけないものを見てしまった屋敷主は正気ではなくなり、一時期植物状態になったが、ある日むくりと目覚め、あの美少年、ニャルラトテップを求めて歩き回るようになる。
しかし、どこにもニャルラトテップはいなかった。屋敷主は悲しみに暮れると同時に、全ての男子がニャルラトテップに見えるようになっていた。
そうして屋敷主は様々な男を屋敷に招き、壊れる程愛した。勿論、殆どが異性愛者であり、同性に犯される事にもがき苦しんだ。
男たちは犯される事に正気ではなくなり、何も考えられなくなっていく。
そして、屋敷主と同様に男を求めて彷徨う事となったのだ。
地下がおかしいのは、ニャルラトテップ(ゲイ)が作っちゃったから。
クリア報酬
・自分が生還 1d3
・全員が生還 1d5
・井戸の中の男達を助ける 1d10
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